また勝手に翻訳 「優越か、世界秩序か? アメリカと中国の擡頭」 書評エッセイ ユエン・フーン・コーン(Yuen Foong Kohng)

Yuen Foong Khong, "Primacy or World Order? The United States and China’s Rise— A Review Essay" International Security Volume 38, Issue 3 (Winter 2013/ 14), pp. 153-175.
英語の勉強のため、まず序文のみ、抄訳を作成。訳文の推敲は一切していないので、その点はご寛恕を。

本エッセイの、書き出しは上海エキスポにおいて、中国が近年発展してきていることを紹介する。そのうえで、前記事にて名前を挙げた3者の認識について触れる。

>>アーロン・フリードバーグ、ハフ・ホワイト、ヤン・シェトン(?)はいずれも共通認識として持っている。『支配への競争』にて、フリードバーグは、「もし中国が現在の道筋を行くならば、つまりリベラル・デモクラシー無しに、もっと豊かに、もっと強くなるならば、いま弱められている米国との敵対関係は、より開放的で、より危険になっていくだろう(2頁)」。『中国の選択』においては、ホワイトは力の抜きん出た米国は、中国の長期的-戦略的目標になることを認めており、彼にとっては、敵対関係は既に弱められてはおらず、両方ともが現在のあり方を変えない限り、戦争は避けられないだろう、とする(4-6頁)。フリードバーグもホワイトも、中国の覇権的な意図という主張を、ヤンの『古代中国思想、近代中国の力』から検証している。フリードバーグに中国の保守主義をリードする存在として、また何人かの米国人からは中国のフリードバーグとして描かれているヤンは、古代中国の思想家から現在の中国の力の行使についてインスピレーションを得ている。